リニアアンプ、アマチュア無線機のH＆Ｃハムショップ

アマチュア無線局は、乾電池・カーバッテリーなどの電源さえ確保すれば、交換機や中継装置がなくても単独で通信できます。現代のアマチュア無線機には、ハムバンド以外の周波数帯受信機能を持ち、AM・FM放送のみならず、航空無線や海上無線まで受信できる機種があります。

そして地域の中に多数の無線局があるため、災害時の通信手段として極めて有効です。
現代ではスマートフォンが普及していますが、携帯電話基地局が停電すればすぐに使えなくなりますし、バッテリーの問題もあるでしょう。災害時でも壊れにくく、通信能力と信頼性の高いアマチュア無線を活用しない手はありません。

過去の大災害ではアマチュア無線が大いに活躍しました。阪神淡路大震災では、全国のアマチュア無線家がボランティアに駆けつけ、地方自治体の情報伝達に大きく貢献した実績があります。スマトラ島沖地震で発生した津波被害では、被災地域である離島との情報交換手段として活躍しました。
各地方自治体では、近い将来発生するとされる東海地震に備え、JARL（日本アマチュア無線連盟）支部や地元のハムクラブに震災時の協力を要請するなど、アマチュア無線の有効性はますます注目されています。

災害と一口にいっても、地震や津波、台風、集中豪雨、また冬には雪崩や豪雪、季節に関係なく起こる火山災害や竜巻もあります。また近年では、鉄道事故や航空災害、原子力災害も発生しています。誰がいつ、どこで災害に遭遇してもおかしくはありません。

アマチュア無線を日頃から使い慣れておくと、非常時には必ず役立つことでしょう。通信距離の短い特定小電力トランシーバーは、地域での情報伝達手段として極めて有効とされています。各自治会でトランシーバーを準備し、非常通信訓練を行うなど、いつ起こるか分からない災害に備えることが大切です。

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